【報告記】「調ふ」シンボルマークお披露目フォーラム

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2016年12月25日、祈りの山「大山さん」を守る会主催で、調ふ(ととのう)シンボルマークお披露目に伴ない、記念フォーラムを開催いたしました。フォーラムに参加し、そこでの大山についての熱い魅力をご紹介させていただきます。

「調ふ」とは

調ふ(ととのう)とは「必要な物が全て揃う」という意味します。例えば、交渉が調う(交渉がまとまる)という形で使われます。大山に来訪されたお客様の心も身体も調ってほしいという思いを込めた言葉です。

大山さんの その恵に身体 調ふ
その空気に息 調ふ
そして その身をゆだねれば心も 調ふ
必要なものはこの山がすべて調えてくれる

自然の恵で身体が、呼吸をすることで息が、自然を思い切り満喫し心が、身・息・心、全てが満たされていく。 そんな大山の良さを表した言葉が「調ふ」です。

「調ふ」シンボルマークとは

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本シンボルマークの作成にあたって、中心となって活動された、大山寺観証院の住職・清水豪賢さんから説明をいただきました。 シンボルマークをよく見ると「ととのふ」という平仮名を組合せて「調」の文字が出来上がっています。 左のAタイプは毛筆の力強さを意識し、「これまでの1300年」の歴史の重みや風格をイメージして出来上がっています。 一方、右のBタイプは、「これからの100年」の自由さや親しみやすさを意識して、現代風のフォントのイメージからデザインされています。 「これらのシンボルマークは2018年に迫った大山1300年祭の為ではなく、今後100年かけて大山を表すイメージとして根付かせて行きたい」「大山といえば調う、調う場所といえば大山、と世界中がこのシンボルマークから大山を連想してもらいたい」と清水住職は語っていらっしゃいました。

ロゴマークの利用にあたって

ロゴマークのご利用は基本的に、どなたでも、無料で可能です。また、シンボルマークガイドラインに従ってご使用していただくようお願いします。また、利用に際しては、下記大山寺のページにアクセスの上、調うシンボルマーク使用申請書を記載、送付の程宜しくお願い致します

http://daisenji.jp/publics/index/20/

フォーラムの参加者の談話

「大山で調うとは具体的に何なのか?」をそれを体現されていらっしゃる4人の民間事業者の方とパネルディスカッションがありました。

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写真の右から順番に、
・漁師中村代表 中村隆行さん
・大山Gビール製造責任者 岩田秀樹さん
・SILKY YOGAインストラクター 吉田尚子さん
・森の国統括マネージャー 秋田圭

漁師中村代表 中村隆行さん

埼玉県から大山町に移住され、現在は素潜りでわかめや貝類を獲っていらっしゃる、素潜り漁師の中村さん。山と海、直接関係無いようなこの2つ、実は大きな関係性がある事を指摘されていました。 「ブナの森に蓄えられた水が、山裾を伝い、海に栄養分を運び、それが良質な海藻を育てる」「大山の恵で商売をさせてもらっている」と中村さんは大山の恵に感謝されていました。

大山Gビール醸造責任者の岩田秀樹

岩田さんも、大山の水の恵に感謝をされているお一人。「自然林に蓄えられた超軟水の大山の水が、優しい味わいの地ビールに調整してくれる」「お客様も優しい味と言ってくれるのは、将に大山の水があってこそ」。また、大山の地で原材料も栽培されておられるとのこと。「春〜夏は大麦のビール、秋にはお米のビール、冬にはホップのビールが、季節毎に味わえる」、四季をそのままビールに出来るそうで、将に大山はビールづくりに調った場と強調されていらっしゃいました。

SILKY YOGAインストラクター 吉田尚子さん

ヨガのインストラクターの吉田さんは大山寺の阿弥陀堂でヨガをイベントを開催されていらっしゃいます。古くから修験道の山として栄えた大山とヨガの共通点を語っていただきました。「呼吸と心と体を一つに整え、自分と向き合う点でヨガと座禅は共通する」と吉田さん。お堂以外にも、スキー場をはじめ空気の澄んだ景色の良い場所も大山には豊富で、今後はこの大山の調った空間をもっと活用していきたいと将来の展望を語っていらっしゃいました。

森の国統括マネージャー 秋田圭

森の国はアスレチックや体験プログラムを提供する自然体験施設。そこで、様々な遊びを教えてくれるアウトドアの達人が秋田さん。大山は遊んで満喫するのにも適した場所とのこと。そんな大山の一番良い所はどこかという問に「山と里と海の自然がコンパクトに纏まっている事」「山から海まで自転車で下れば数時間で行けてしまう」と答える秋田さん。山の中をただ自転車で巡るだけでなく、里の農家や人の暮らしといった歴史や文化まで満喫し、最後には海に到着する、そんな魅力の詰まった大山は「誰もが豊かな人生を送れる場所」と呼びかけていらっしゃいました。

まとめ

大山の自然林の水が山を伝い、その水に支えられて多くの人々の暮らしがあり、その恵を守り紡いだ事が歴史や文化になっていった1300年。そして今も尚、大山に支えられて生きている、その状態こそ将に「調ふ」ことなのだと実感するフォーラムでした。その魅力を形にしたシンボルマーク、大山で既に事業をされている方、これから何かされたい方、活用していただければと思います。

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タカミ ミチヒト

タカミ ミチヒト

投稿者プロフィール

バリバリの理系で文章とは程遠いサイト管理者。
企画と、データ解析と、サイトの管理を仕事にするひと。

1985年生まれ、米子市出身。大学は大阪へ、人間みたいに考えるコンピュータを造りたくて脳科学専攻するも、博士途中でリタイヤしビジネスの世界へ。東京の大手不動産ポータルを運営する企業にて、データ収集基盤の整備、ビッグデータ解析、Webプロモーションを担当。2016年に地方創生事業を志し父の故郷の大山町へ移住。地域のデータ収集、マーケティング、情報発信体制の構築&ディレクションなどを通して、大山を世界に冠たる観光地にするために活動中。

趣味は釣りとレース(主に観戦)。

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